グループディスカッションに必ず通過する方法
グループディスカッション対策や、秘訣、テクニックなどといった情報がネット上には溢れている。
どれも役に立つものばかりであったら良いのだけども、むしろ的外れな部分も多く、
そんなことばかりに意識を払っていて大丈夫?もっと本質的な部分を考えてみろよとつっこみたくなるものも多いのだ。
必ず通過する方法というタイトルにしたが、個人的にグループディスカッションで考えていかなければならないことを書いてみる。
グループディスカッションは何故行うのか
個別面接、集団面接に代わって新たに登場しているのがグループディスカッション。
導入しているところも多く、スタンダードな選考になってきているので就活生はおさえておきたいポイントだ。
私も幾度となくグループディスカッションにのぞんできた。
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なぜ企業はグループディスカッションを行うのか。
面接では見れないポイントようなものを評価できるだろう。
- リーダーシップ
- コミュニケーション能力
- 協調性
- 積極性
- 思考力
・・・・
あげていけばキリがないが、仕事に直結する能力、ポテンシャルの部分をダイレクトに評価できる選考だと言える。
いわゆる、就活テクニックのアドバイス
ブログ記事やコラムで一般的にアドバイスされていることがおかしい。
どんなアドバイスがあるのか。
- リーダーや、司会、タイムキーパーなどの役割に率先してなりましょう
- 他人の役割を支援しよう
- 時間通りの進行をしよう
- 他の人の意見に乗っかろう
などなど、的を得ているものもあるが、本質を見失っているアドバイスも少なくない。
まず、役割なんてどうでもいい。
グループディスカッションに参加してみるとわかるが、私が司会を務めさせてもよいですか?などと勝手に言い出すやつが出てくる。
リーダーシップの取り合いもよくよく起こる。
リーダーであろうがなかろうが、役割にしかすぎず、リーダーシップとは違うことを認識しよう。
そんな役割を決めなくても、リーダーシップを発揮することはできる。
俺が俺がと、自分の意見、自分の能力をばかり発揮しようとする人間もよくない。協調性が足りないと思われてしまう。
また、残り○○分なので、○○しましょう。などと型にはまったタイプの人間もよくいる。
就活に必死になる余り本当に大切なことを見失っているタイプだ。
そういう人が小手先のテクニックに走る傾向が強い。
このあと、通過するためのポイントとして書くが、”定義する”についても似たような人があらわれる。
何をいっても定義定義うるさいタイプの人間。
定義することが大切なのではない。
通過するために本当に大切なこと
否定ばかりが続いたが、本当に必要なことはなんだろうか。
以下の つのポイントをしっかりと意識していけば、きっと良い結果につながることだろう。
グループディスカッションは、ALL or NOTHING
グループディスカッションの結果は、全員受かるか落ちるかの極端な結果が多い。
まったく話に参加しなかった場合落ちるのが普通だと思うが、受かっていたという話も聞いたことがある。
自分が自分がと個人プレーに走るのは辞めたい。
そういった人間がクラッシャーと呼ばれるグループディスカッションを壊す人になりかねない。
いい議論が出来れば受かるということを意識しよう。
与えられた課題を大切にしよう
グループディスカッションには、ディスカッションするテーマが与えられる。
そのテーマを大切にするなんて当たり前のことを言っているように聞こえるがこれが出来ていない。
現代文のテストで、聞かれたことにちゃんと答えられていないという間違いを犯したことないですか?それと同じです。
ディスカッションをしていると、テーマから離れていってしまうことがよくある。
そんなとき、しっかりとテーマにそって話ができるようにグループを持っていけるかどうかは大切だ。
テーマを定義しよう
意識高い系の就活生が好きな言葉の一つに”定義”がある。
まぁ私も嫌いだったけど、なんでもかんでも定義定義ではなく、元々は必要なことだったから流行ったのだろう。
テーマを定義するとはどういうことか。
例えば、「優秀な社会人になるために、必要な要素を3つ決めてください。」
実際に受けたグループディスカッションのテーマだ。
「優秀な社会人」とは何なのか?
リーダーシップを発揮できる人なの?それとも利益を多くあげれる人?社会的貢献ができる人?
ここに正解はない。自分たちは、こういう人だと考えて、そう定義しますと発表できればOKだ。
これを曖昧にしながら、議論をスタートさせるのはNGだ。まぁ落ちる。
できてから要素の議論に入ろう。要素もクリアになって議論しやすくなる。
「小学校で教える科目を3つにするとしたら、どの3つにしますか」
こんなテーマがあったとしよう。
もうこれなら定義できてるからいきなり議論すればいいんじゃないの。
これももっと定義できる。
教えられる小学生はどんな小学生なの?
将来日本を支えるエリートなのか、それとも海外に出ていくような小学生なのか、スポーツで活躍する小学生なのか。
この定義の仕方で議論は変わる。
しっかりと定義しよう!
与えられた時間でしっかりと最後までやりきろう
結論が正解でなくてもいいのがグループディスカッションだが、しっかりとした論理性、一貫性を持って最後までやりきることが大切だ。
時間無制限で話し合ってくださいではない。
与えられた時間内にきっちりと出来るかどうかは勿論評価の対象となる。
むしろ、これが出来ていないとせっかくよい議論であっても、減点主義で考えられてしまう。
本当に大切なのは、本質を見失わないこと
色んなテクニックが本やネットでは紹介されているが、本当に大切なことは相手がどんな人間が欲しいか、その選考で何を見たいのかを考えることにある。
それさえ意識していれば、どんな選考方式であったところで関係はない。
就職活動は受験などと同じゲームではない。
小手先だけのテクニックを身につけて、クリア!
そんな考え方をしていては、就職活動苦労するか、のぞんだ企業で働くのは難しいのではないだろうか。