エーちゃんは、ドロップショットをミスらない。 テクニックで現代テニスへ挑む【ベイビーステップ】
週刊少年マガジンで連載されているテニス漫画の「ベイビーステップ」
ジャンプのテニスの王子様と違って、こっちはしっかりとテニスしています。
試合が長いために、中々漫画もTVでも扱いづらいと言われているテニスですが、しっかりと描写されています。
テニスの教科書として、ベイビーステップを読め!とかサークル内ではいっていたりします。
プリンスや、エレッセがコラボしたり、アニメ化されたりと、とても人気となっていますね。
アニメ化は、残念でしたが・・・(もっと綺麗に作ってほしかった!)
今回は注目するのは、エーちゃんは、今までドロップショットをミスした描写がありません。
エーちゃんにとって、ドロップショットは自分から打ちにいくショットなので、コントロールを武器にする人間だから、ミスは絶対に起こらないということになるのでしょう。
まるで機械のように、フォースドエラーはあっても、アンフォースドエラーはほとんどありません。
このあたりが漫画なのでしょうか。
現代のパワーテニスに対して、テクニックで勝負するということが今連載中のベイビーステップのテーマになっています。
いよいよ今週のマガジンで、テクニックで生きてきたプロの浅野選手との戦いが決着しました。
浅野選手の発言、これまでの描写などをみていると、エーちゃんに今までのその心を受け継ぐ、コーチとして応援するのではないかと思わされる1話でした。
実際の今のテニスはどうでしょうか。
テクニックの選手というと誰が思い浮かびますか?
僕はあまり思い浮かびません。
テクニックで活躍している選手が少ないのがよくわかります。
浅野選手の題材となったのではないかと個人的に思っているのが、鈴木貴男選手です。
バックハンドのスライス、またフォアハンドもスライスを駆使しながら、強力なサーブを武器に世界と戦っていました。
全盛期のフェデラーとの試合もありました。
この頃からすると、このフェデラーを倒す日本人選手が現れるとは・・・。
錦織圭選手も、ある意味ではテクニックに優れた選手といえます。
今のテニスは、パワーテニスか?
YesともNoとも言い兼ねると思います。
プロの世界において、パワーもテクニックもスピードも全部要求されるのが今のテニスだと思います。
それを兼ね備えているのが、トップで活躍する選手なのかなと。
一般レベルでいうと、やはりパワーとスピードがあって、体力のあるフィジカルの強い選手がやはり強いです。
どんなに上手いテニスコーチでも、ばりばりの体育会系の現役学生が走り回れば勝てないと言っていたのが印象に残っています。
エーちゃんがどのように、オールマイティに高い運動能力を求められている時代に挑んでいくのか。
これからが楽しみです。