イマドキの高校生と子離れできない親と、就活生の”首振り運動”の大切さ
今日のテーマは、オープンキャンパスで研究室の概要をプレゼンしていたときに感じたことについて。
発表内容は、そこまで深く掘り下げた内容まではせずに、
プラズマについて研究していますよー。
抽出したイオンビームは現代社会でこんなところで使用されていますよー。
そんな程度のものだった。
オープンキャンパスには、近くに住んでいる人や、学問に興味のある人もチラホラ見かけるがメインターゲットは、高校生。これから進学を考えている人たちだ。
↑首振りを続ける赤べこ
プラズマってなに?
私「水が氷、水、水蒸気って三態変化するのは知ってますよね^^?」
高校生「・・・」
私「プラズマっていうのは、4つ目の状態とも言われていて、気体のその先の状態のことなんです。」
高校生「・・・」
私「プラズマって最近色んなところで聞く機会も増えてきたと思いますが、例えばどんなモノが思い浮かびますか?」
高校生「・・・」
私「そ、そうですねえ。雷とかオーロラとかもプラズマなんですよ!ちなみにあの蛍光灯も中が低温プラズマになって光っているんですよ~^^!」
高校生「・・・」
うおおおおおおおおおおおお!!!
俺のプレゼンがつまらないの???わかりにくい???
それとも興味ない??オープンキャンパスだりー。そんな感じなのかな???
心の中になんともいえない感情が(笑)
わからないの?面白くない?興味ない?
いったい何なのかがこの高校生たちからは伝わってこない。
何をいっても無表情や、緊張した顔をするばっかりなんだ。
多分、面白おかしく彼らに興味をもってもらえるスキルが足りないのもあるのだろう。
しかし、それにしても、もっとなんらかの反応はあってもいいんじゃない?
コミュニケーション能力ならそこまで足りてないわけではないと思っているので、
何かしら言葉なり、表情なり発してくれれば、なんとかしようもあるものの。
愚痴っぽい内容になってしまいましたが、上のことは、一人の高校生の話ではありません。
ほぼ全員がこうでした。
むしろ、やんちゃな真面目そうには見えない高校生のほうが、いろいろ茶々入れたりしてよっぽどやりやすかった。
お勉強がどれだけできても、この先そんな調子じゃ社会に出るとき苦労するんじゃないかなーと感じた。
高校生になってもついてくる親
あと目に付いたは、高校生にもなるのについてくる親の多いこと多いこと。
先生によると、入試当日もついてくるので別室を用意したり、入学式も保護者が多すぎて入りきらなかったことがあるエピソードなどを聞いた。
どこまでも過保護でどこにでも付いてくる。
大学の学園祭にも、親がビデオカメラを持ってやってきている。
幼稚園の運動会ならまだしも、大学ってなるとゾッとしますね。
さきほどあげた高校生もそんな親たちから生まれたんだから仕方ないよなーと感じてしまいます。
今回のオープンキャンパスにも、かなりの数の付き添いの親がきていました。
赤べこのお母さん。電位ってわかってるのかな?
一方で、高校生たちとは対照的に、その横のお母さんたちは、俺の話にうんうん頷いてくれる。
- 最初の小難しい話にも、ウンウン
- 電位をかけることでイオンを抽出することが~。ウンウン
- 実際に、医療の分野ではがん治療などに使われていて。明るい顔でウンウン
あれ?お母さん理解できてるのかな。と感じさせられるような首振り運動。
でも、そうやって反応してもらえるだけで発表者としてはとてもありがたかった。
聞いてもらえているという安心感だけで、すごいプレゼンが楽にできました。
高校生で物理やってる子ぐらいじゃないと理解できない内容も含んだので、理解できていないこともあったと思いますが、終始ウンウンと頷いてくれました。
最後の質疑応答でも、なんとか質問しようとしてくれる様子。
ほぼ100%医療分野のところにだけ、疑問をもってくれてましたけどねw
まぁ理解できるのはそのあたりだけでしょう!
宇宙工学とか電子レンジの仕組みの話してもわかんないよね!
ここで重ねたのは、少し前までしていた就活のこと。
就活生はみんな同じスーツきて、メモ片手に赤べこみたいに頷いているだけじゃねーかwwww
そんな記事なんかも見かけましたが、このウンウン頷いている行為ひとつで、本当に発表者の受ける印象がこれほどまでに違うのだなぁと感じさせられる出来事でした。
みんなするようになったのにも、ちゃんとわけがあるのだなぁ~。
俺はそんなことしないぜーっていう人もいるかもしれないですけど、何かしら反応したほうがいいですよ笑
印象が全然違います。就活も人と人との関係性なので多少影響が出ます。
こんな感じで色んなことを勉強できたオープンキャンパスでした。