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今夜、頂上決戦!ジョコビッチが有利な理由、フェデラーが優勝する条件 -ウィンブルドン男子シングルス-

昨日女子の決勝が終わり、クビトバが2年ぶりの優勝を果たしました。

今夜は、男子決勝です。NHKでLive放送されます。

前回、今夜ウィンブルドン男子シングルス 準決勝 & 順位予想の記事でも取り上げた注目の新旧対決は、どちらもBIG4が順当に勝ち上がる結果となりました。

 

ディミトロフもラオニチも自身の良さをいかして戦っていたようには思いますが、GSのSF、相手は優勝経験も多いBIG4ということもあって、どこかいつもとは違うプレーに見えました。

逆に、いつもとは違うプレーをして、ジャイアントキリングを成し遂げてしまう選手もいますが、もうここはウィンブルドン2週目!

1週目の彼らとは違います。ここまで勝ち上がってきた選手なのだから、油断などなく敬意をもって全力で挑んでいることでしょう。

さて、

 決勝は、予想通り(?)第1シード、ジョコビッチと、芝の王者、フェデラーの組み合わせになりました。

インターネットなど、各所で決勝に関する予想、論評などが繰り広げられていますが、大方の予想ではジョコビッチが有利とみられているようです。

しかしながら、フェデラーのファンは日本にも多いので、久しぶりのGSを願うコメントも多く見られました。

私も、フェデラーの優勝を願う一人で、このウィンブルドンがキャリアで最後のGSタイトルにもなる可能性があるのではないかと思っています。

では、どうしたら優勝できるのか。ジョコビッチが有利とされている理由から考えていきたいと思います。

 

GSでは、5セットマッチのため、どれだけ相手をさっくりと倒して体力温存できるかが勝負の分かれ目とも言われています。

ディフェンス力に定評のあるナダルジョコビッチの活躍により今のテニスはよりタフなものになりつつあります。

全仏決勝が最近ではありましたが、この二人が当たった際には、体力には自信のある二人でさえも、死力を尽くした戦いとなります。

ジョコビッチフェデラーの両者が、今回のウィンブルドンをどのように勝ち上がってきたかをみると、ジョコビッチが4セット落としていて、フェデラーが落としたのはQFのワウリンカとの1セットのみと大きな差が出ています。

しかしながら、1日あいてジョコビッチの体力も考えれば大きな差にはならないと考えているようです。

 

ジョコビッチが有利と言われている最大の理由は、その安定したパフォーマンスによるものでしょう。

ジョコビッチは怪我なども少なく、どの大会、サーフェイスでも安定した好成績を残します。

GSの優勝は、さほど多くはありませんが、ベスト4以上に残ることはほとんどで、その大会でジョコビッチを倒した人が大抵優勝します。

なので、ジョコビッチを倒せる人は、その大会、とても調子がよいのだ、優勝しうる力があるのだ、という試金石のような役割を果たしていると思っています。

ジョコビッチを超える調子のいい選手がいれば、その選手の優勝。

いなければ、ジョコビッチの優勝、と考えるとわかりやすいですね。

こんな書き方をすれば、少しかわいそうな気もしますが、彼のプレイスタイルは、足も速く、体のしなやかさからのコートカバーリングが魅力です。

そして、無理な攻撃はせず基本的に守備的なテニスとなるので、こういった評価になります。

逆にこれといった欠点もなく、あえてあげるならばあからさまなドロップショットぐらいでしょうか。

昔は解説の人も、これはねぇ(笑)という感じでしたが、最近では評価されるということも。

 

では、そんな完全無欠のジョコビッチフェデラーが倒すには?

新旧対決とは違って、フェデラーには芝での経験が~という理論はジョコビッチには通用しないでしょう。彼もまたチャンピオンで、決勝の戦い方も知っています。

フェデラーが覚醒して、とにかくファーストも入って、ストロークもキレキレ、ボレーにも積極的なプレーをすれば優勝できる!

こんなことは誰にでも言えることで、現実的ではないですね(笑)

今大会とても調子がよく、フェデラーはある意味で覚醒状態にいると言えます。

サーブも全盛期ほどパワー、スピードがあるわけではないですが、正確なサーブを放っています。

ストロークもバックハンドのストレートをばっちり決める場面がSFで見られました。

コーチにエドバーグを迎えて、積極的にボレーにでる新しいスタイルの確立をしているとエドバーグ自身がいっています。

あれ?これって、さっきいった状態に近いんじゃないの?と思われますが、

それでも、ジョコビッチを倒せるとは言い切れないほど強大な相手なのです。

 

もしフェデラーが新たにGSの記録を一つ伸ばすとしたら、どんなときなのか、

それは、フェデラーの最大の武器、プロの選手が誰もが欲しがる、フォアハンドストローク

回り込んでからの逆クロス、ストレート、フォア側に走らされたときの切り返し、このあたりの出来が勝負の鍵を握っているのではないでしょうか。

 

どうなるにしても、激戦は必死です!NHKで22時からLive放送されるので、W杯もいいですが、生で楽しみましょう!

 

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